この度、私大井赤亥の新著『現代日本政治史-「改革の政治」とオルタナティヴ』(ちくま新書)が9/9に刊行されることになりました。

 

1993年の政界再編以降、日本政治の対立軸は漂流を続けてきた。本書は、日本政治の混迷を読み解くフレームワークを示したいという私の強い動機に基づくもので、過去五年間の政治学者としての集大成です。
「保革対立」は冷戦終結とともに衰退し、1990年代以降、日本政治は広義の保守政治の水ぶくれが進む。そこに現れたのが、旧来の利益配分を維持する「守旧保守」と、その刷新を求める「改革保守」という新たな対立軸でした。
本書では「改革」を定点観測の基準として平成政治を描き直し、二つのタイプの保守政治の競合と、これから先の展望を提示しようとするものです。

 

新書ということでお手に取りやすい値段(税抜840円)となっています、是非ご覧ください。

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