3月15日~17日の三日間、二泊三日で江田島に渡る。応援団の皆さんとスーパーでの街宣やポスター活動など島中を行脚してきました。

固い保守地盤の島嶼部、どれだけ野次罵声を浴びるかと戦々恐々でしたが、予想は完全に裏切られました。多くの方々に実に温かく親切にこの新参若造を受け入れていただき、私自身、江田島への愛着を深めました。

江田島では漁業と介護、自営業が主軸産業となっていますが、若い人の雇用創出に向け、Wi-Fiなど情報基盤整備が必要とも。かつて鉄道網や郵便網が国家業務だったように、今や情報通信網の整備も行政関与が必要と感じます。コロナによるワーケーションもあり、情報インフラ整備による若年層中心の産業の裾野も感じます。

また、江田島市大柿町の 灘尾記念文庫を訪れ、戦後長らく文部大臣などを務めた灘尾弘吉さんの展示に触れたのも印象深い経験でした。

灘尾さんはさすが明治の人、支援者の求めに応じて多くの揮毫を残していますが、そのなかで私が好きなのは、「清交(清く交わる)」の言葉。シンプルだが強いインパクトがある。国家観では無視しえない違いを感じつつも、日本政治の確実な遺産に学び正確に評価し、私なりに受け継いでいきたいと思います。

「街を歩けば出会いがある」を実感し、初夏の再度の江田島行きを胸中に刻んでいます。