過去30年間の日本政治は、かつての利益誘導を維持する「守旧保守」と、行政機構の縮小再編を断行する「改革保守」とがジグザグの行程を描いて抗争した歴史。その見取図がアップされています。よろしければご笑覧ください。

http://www.webchikuma.jp/articles/-/2527

付記(1):拙著の大部分は、自分が候補予定者になると思っていなかった大学講師の時代に書いたものであり、現在の有力政治家の皆さんを「分析対象」としてかなり率直に評論しております。自分も政党政治の当事者の一人となった今、「分析」に伴うすべての評論家的目線?にはどうか海容を頂きたいと思います汗。

付記(2):90年代以降の日本政治史を描き直してみると、あらためて登場人物は男性政治家に偏りがちで、拙著も正確には『現代日本「男性」政治史』というべきかもしれません。学術の方面ではジェンダーの視点を埋める作業が、そして現実政治においては多様な人材が政治参入する意義を痛感しています。

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